医療法人翔陽会

30代・40代女性から増えるご相談 「甲状腺異常がありますが、歯科治療は問題ありませんか?」

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30代・40代女性から増えるご相談
「甲状腺異常がありますが、歯科治療は問題ありませんか?」

30代・40代女性から増えるご相談 「甲状腺異常がありますが、歯科治療は問題ありませんか?」

2026/07/25

近年、当院には30代後半から40代の女性の患者様から、次のようなご相談をいただくことが増えてまいりました。

「首が腫れて動悸がありますが、歯科治療には問題ないですか?」
「甲状腺疾患の既往があり、治療薬を飲んでいるのですが、インプラントや抜歯はできますか?」

女性ホルモンの変動やライフステージの変化が大きいこの世代では、バセドウ病や橋本病といった甲状腺機能異常を発症・治療中であるケースが少なくありません。完全自由診療を行う当院では、患者様のお体を最優先に守るため、医学的根拠に基づいた安全管理のもとで対応を行っております。
                            【有病者歯科ハンドブック/依田哲也監修 準拠】

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ご来院前の確認と、数値による安全性の判断基準

第1章

甲状腺の機能異常は、ホルモン分泌が過剰になる「甲状腺機能亢進症(代表例:バセドウ病)」と、分泌が少ない「甲状腺機能低下症(代表例:橋本病)」に大別されます。どちらの疾患であっても、安全に歯科治療を行うための大前提となるのが「現在のコントロール状態」です。 当院では、安全な治療体制を担保するため、以下の運用をしております。

【当院の運用ルール】
▶血液検査結果票のご持参:
歯科治療を始める前に、必ず直近の血液検査結果票をご持参いただいております。
▶数値の確認と対診:
確認する項目は、T4、T3、遊離T4、遊離T3、TSHの5項目です。これらの値が標準範囲内であれば通常の歯科治療が可能ですが、標準ではないときは内科主治医に対診を行います。
▶共通の注意点:
甲状腺疾患のある患者様に対し、イソジン(ヨード系消毒薬)やヨード造影剤を用いると症状を悪化させるおそれがあるため、使用を控えます。

【疾患別】当院の対応

第2章

患者様の全身状態や服薬状況を考慮し、疾患ごとに以下のような明確な基準を設けて対応しております。

バセドウ病の患者様への対応

バセドウ病の患者様は、肉体的・精神的ストレスに非常に弱くなっているため、処置中に甲状腺クリーゼ (不穏、せん妄、発熱、頻脈などを伴う極めて重篤な状態)を誘発しない配慮が何よりも重要です。

▶静脈内鎮静下の採用:
身体的・精神的負担を最小限に抑えるため、予防歯科(メインテナンス)以外は静脈内鎮静下での歯科治療を行います。
▶大学病院へのご紹介基準:
局所麻酔薬を使用する観血的処置は禁忌となるため、大きなむし歯治療や抜歯などの外科処置は大学病院へ紹介いたします。
▶感染・合併症への注意:
抗甲状腺薬の副作用として白血球減少が生じることが多く、開始から2〜3ヶ月以内などは特に感染に要注意です。また、心房細動を合併しているケースが多く、抗凝固療法が行われている場合も安全性を考慮し大学病院へ依頼いたします。

橋本病の患者様への対応

橋本病の治療において多くの方が服用されている【T4製剤(チラージンSなど)】は、局所麻酔薬に含まれ るアドレナリンの作用を増強する特性があります。

▶大学病院へのご紹介基準:
複数歯の抜歯やインプラント埋入といった、多くの局所麻酔薬を使用する侵襲性の高い処置を行う際は、全身管理の観点から大学病院へ依頼いたします。
▶鎮痛薬の処方制限:
長期にわたり投薬治療を受けている方がほとんどであるため、術後の鎮痛薬の処方にも厳格な制限があり、安全な管理を行える大学病院での外科処置が適切となります。

お体の不安を抱えたままにせず、まずは当院公式LINEまでご相談ください

第3章

「持病があるから、インプラントや自由診療の歯科治療は断られるのではないか...」
「自分の現在の数値や状態で、本当に治療を受けられるのだろうか...」

甲状腺異常をお持ちの方や、そのご家族は、このように様々なご不安を抱えていらっしゃるかと思います。 北上インプラントデンタルオフィスでは、患者様のお体を第一に考え、内科主治医の先生方との連携や大学病院との適切な役割分担を徹底しています。
「現在の私の状態でも診てもらえる?」「血液検査の結果を持って一度話を聞いてほしい」など、ご不安な点がございましたら、どうぞご遠慮なく当院の公式LINEよりご相談ください。専門のスタッフが丁寧にお答 えいたします。

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