IMPLANT
インプラント
インプラント専門医院を選ぶポイント
インプラントだけでもいくつも学会があり、定められた基準を満たした会員に学会員/専門医を与えています。
学会によって、基準はそれぞれ異なっており完全なる統一はなされていません。インプラント関連学会会員またはその専門医でなくともあらゆるインプラント治療を実践可能です。
日本は欧米と歯科医師制度が異なります。
「インプラント歯科学」発祥の地であり、その教育課程が確立している欧米では、大学院修士課程があります。修士課程修了時には、「Master of Science in Implantology and Dental Surgery」など修士の学位が授与され、世界各国から留学生が集まるニーズがあります。日本からも欧米の大学院修士課程に留学する歯科医師が、確実に増えています。
設備が揃っている
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インプラントは外科手術を伴う難易度の高い治療になりますので、治療を行うために十分な設備が必要とされます。
ピエゾサージェリー
ピエゾサージェリーは、Dr.TomasoVercellotti(トマソ・ベルセロッティ)によって考案された現在最も注目されている手術器具で、超音波振動により、正確に切削部分の長さ・深さをコントロールできるため、慎重な骨切削をすることができます。
軟組織に損傷を与えないため、より安全で、患者様の身体的負担も軽減できます。今まで、骨が不足してインプラント治療を諦めていた方へも、骨移植など大きな処置に対して低侵襲な処置が可能となりました。
半個室診療台
インプラントは外科手術になりますので患者の安全面だけでなく、細菌の感染はインプラントの成否にとって致命的になります。そのため最低限半個室、できれば完全個室になっていて且つ適切に滅菌されている手術室は、インプラントを専門にやっているところなら持っていて当たり前の設備と言えます。
お口全体のバランスを考えた治療をしてくれる
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「インプラント治療」とは、現在のところ概ね健康保険外の治療法であり、その治療には歯科医療全般における様々な知識と技術を必要とします。インプラントをする部位だけでなく、お口全体のバランスを考えた治療計画、説明をしてくれるところを選びましょう。
インプラントは他の歯科治療と比べて長期に渡ります。また、自由診療のため料金が高額なだけでなく、何にどれだけかかるかが不透明で歯科医院によってバラバラで非常にわかりづらくなっています。使用するインプラントでさえ、種類・メーカーが全国統一されておりません。
検査後治療を始める前に、詳細な治療計画書と治療費の内訳が記載された見積もり書を出してくれるところを選びましょう。
インプラント治療の長期品質保証(インプラント10年保証とは?)
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インプラント治療を遂行する能力を有する歯科医療機関をガイドデント認定歯科医療機関と私称し、大切な患者さまに安心・安全の長期保証システムをご提供いただいています。ガイドデント加盟歯科診療所は、北上市内に複数あります。当院が唯一の歯科診療所ではありません。
こんな歯医者は注意!
初診で行った日にすぐ手術を始めようとする
一口にインプラントといっても、その方法には色々あります。どれが良いというのは一概にはいえず、基本的には治療を受ける人の状況によって適切な方法は変わってきます。患者さんにとってインプラント治療は、治療前の不安が大きく、治療費も高額なのでセカンドオピニオンが一般的です。 十分な検査もせずにすぐに治療を進めようとする先生もいますが、その場では決めずに他のインプラントに特化した歯科診療所で話を聞き、比べてから決めることをおすすめします。
治療費が安い
インプラントは自由診療になるので歯科医院ごとに自由に料金の設定ができますが、材料費等を考えると適正な料金というのは大体決まってきます。日本歯科医師会と日本口腔インプラント学会では、40万~45万円を推奨価格帯としています。 この治療費は、海外の大手一流メーカーを使用した場合です。中国や韓国の新興メーカーのものを使用した場合は、これよりも安く提供されることがありますが、中には信頼性の低いものもありますので、安すぎる場合は注意しましょう。 長期的な臨床研究による科学的根拠(エビデンス)のある、「インプラント周囲炎発生率」の低いインプラントを選びましょう。
インプラント治療に関する告知事項
「安全性にかかわる注意」
インプラント治療は外科手術を伴う歯科治療行為(歯科医業)です。外科手術にかかわる合併症や副作用が発生します。すなわち、術後の疼痛、腫脹、感染症への罹患、治癒不全(治療期間の延伸)、術後出血、口腔周囲の神経麻痺、審美的影響のある歯周組織の喪失、顎運動不良があります。なお、稀ではありますが体重減少、全身倦怠感、発熱があります。
「生体材料にかかわる注意」
インプラントを含む治療で用いる生体材料には、次のような副作用または合併症があります。すなわち、アレルギー、感染症への罹患、治癒不全(治療期間の延伸)、審美的影響のある歯周組織の喪失、異物反応(生体不適応)があります。
「治療効果についての注意」
インプラント治療の成功率は100%ではありません。インプラントの脱離(インプラントのロスト)、顎運動不良、上部構造体への違和感(使用感を含む)、審美的影響のある歯周組織の喪失、上部構造体の破損、インプラント体の破損、アバットメントの破損があります。残存歯(天然歯)の寿命を延伸させる効果は限定的です。インプラント治療を終えた後(または治療中)に新たな歯科疾患が発症することがあります。
「療養の給付(保険診療)に関する取り扱い」
インプラント治療は治療開始前の検査から治療後(術後)のメインテナンスまで一貫して療養の給付の対象外となります(保険外治療)。仮に他院で実施されたインプラント治療であってもアフターフォロー(トラブル対応)やメインテナンスもすべて自費治療(自由診療)となります。ただし、インプラントの撤去については保険診療における療養の給付の対象です。