歯が足りなくても大丈夫（マウスピース矯正）
2024/06/24
マウスピース矯正の実際の症例をご紹介します
ご自身に適するかどうか検討の材料にしましょう
自験例
「歯並びがきれいになる」というけれど実際にはどう変わるのか
側方歯群の変化
前歯が揃うと、患者さんによっては「以前より前歯が気になってしまった！」ということがあります。矯正前には、デコボコとしていた歯が揃い、唇に触れる部位と感触に変化が生じます。患者さんによっては「前歯がもっと前に出てきた」と表現する方もいます。
上顎の変化
実は上の歯と下の歯で本数が違っています
上の前歯については当院で一番患者さんが気にする部位になります。デコボコしていた歯がまっすぐになります。しかしながら、歯の形と大きさ、色に変化がないために「前歯が理想と違う・・・」と気になってくることがあります。矯正治療を終えた時、その後の審美修復治療については保定治療説明時に詳しくご相談にのります。
下顎の変化
下顎は2本歯がない＝先天性欠如歯です
「上だけきれいにならべてよ」と患者さんがおっしゃるケースがあります。歯は上下でかみ合うことを目的に設計されております。下顎の歯並びを無視して、上の歯並びをきれいに並べることは歯科医学的観点からはできないこととなっております。
費用
いくらかかるのかな・・・
総額（税込） |
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￥1,056,000 |
マウスピース装置 | ￥880,000 |
|---|---|
リテーナー装置 | ￥176,000 |
※初診料、再診料、処置料、クリーニング施術費については除く
治療期間
できれば早く終わってほしいけど。忙しいし、頻繁には通えない。
治療期間（マウスピース矯正） |
|---|
2019年2月～2023年5月 |
来院回数：38回（平均2カ月に1度の来院）
特記事項など
トラブルとか、いろいろと大変なこともあるはず
◇ マウスピース矯正を開始して、2年目に装置が合わない状態が起こりました。再度、スキャンをし直し装置を再スタートします。
◇ 顎間ゴムを使用する時期がありました。顎間ゴムについては別途購入していただく必要があります。
◇ マウスピース矯正を開始して、3年目に装置を紛失することがありました。幸い患者さんのご家族の協力もあって見つかりました。
◇ 歯がしみるという症状がありました。知覚過敏に対する塗布薬で対応します。
◇ マウスピース矯正を開始して、4年目に当初のシュミュレーションとは異なる歯の動きがありました。一部、ブラケット装置にてリカバリーを行います。
◇ むし歯が2本発生しました。保定装置製作直前にむし歯治療を行います。
◇ 2024年現在もリテーナー装置による保定治療期間中です。保定期間は概ね2年間です。
