歯周病は「うつる」のか? 家族で守るお口の健康
2026/07/08
お口の健康は〝遺伝〟じゃない
歯周病は【うつらない】
「親の歯が悪いのは遺伝だから仕方ない」――そう諦めてはいませんか?
実は、親子で歯の状態が似てしまう理由の多くは、遺伝ではありません。歯周病やムシ歯において、細菌の量は非常に重要なファクターです。私たちの口の中には何百種類もの口腔内常在菌が住み着いており、唾液を介して家族間での細菌の移動は容易に起こります。
しかし、「細菌が移動した=すぐに感染・発症する」というわけではありません。重要なのは、その細菌が繁殖できる環境があるかどうかです。親子で歯の状態が似てしまうのは、「食べ物の好み、食べ方、食べる時間、歯磨きの習慣といった生活習慣がよく似ている」ためです。同じ環境下で、細菌が繁殖しやすい土壌が共有されてしまっていることが、本当の理由なのです。
なぜ、定期的なメインテナンスが「必須」なのか
あなたは「負の連鎖」を断ち切れる
歯周病が恐ろしいのは、一度破壊された歯周組織は、再生が非常に難しいという点にあります。 本来、胃や肝臓のように組織が再生して元の状態に治る部位もありますが、歯を支える歯周組織(歯槽骨や歯根膜)は、破壊された後に元の構造に再生することは容易ではありません。
たとえ一時的に安定したとしても、一度歯周病になると、その状態からさらに先に進むという結果に陥りやすいのです。 だからこそ、病気になってから治すのではなく、「プラークコントロール」で病原性を持つ細菌が繁殖する環境をなくすことが不可欠です。 「歯磨きで口腔内の細菌を完全に除去することは不可能」ですが、大切なのは細菌をゼロにすることではありません。病原性のない常在菌が適度な量住み着き、悪玉菌が暴れない環境を維持することが重要なのです。
当院では、この微妙な口腔内環境を維持し、一生の財産である歯を守るための定期メインテナンスを行っています。 ご自身の力だけでは管理しきれない細かな清掃や、歯肉の状態変化のチェックをプロの手で行うことで、初めて「進行を防ぐ」ことが可能になります。
「治す」ことは非常に困難です。だからこそ、今ある健康な歯周組織を維持するための予防歯科に、ぜひ定期的に通ってください。家族の生活習慣を見直すとともに、私たちと一緒に、次世代へも健康なお口を引き継いでいきましょう。
「定期メインテナンスに通い続けたくなる」当院のサポート体制
歯周病の進行を止めるには、ただ通院するだけでなく、日常からの良好なプラークコントロールが不可欠です 。しかし、メインテナンスを継続することは簡単なことではありません。当院では、皆さまが無理なく健康を守り続けられるよう、以下の取り組みでその継続を強力にバックアップしております。
お口の健康手帳アプリ
ご自身の健康状態をいつでも把握
当院では、診察券・予約・精密な口腔内検査情報を一元管理するスマートフォンアプリ「DentalE」を導入しております。これにより、WEB予約はもちろん、ご自身の現在のお口の状況やお役立ち情報に、いつでもどこからでもアクセスが可能です。今の健康状態を数値や画像で可視化することで、「治す」ではなく「維持する」ためのモチベーションをサポートいたします。
プロによる徹底した管理と、最新のデジタルツールを組み合わせた当院のメインテナンスプログラムで、一生の財産である歯を守り抜くパートナーとして、私たちにお任せください。


