医療法人翔陽会

幼児期の早期矯正治療

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幼児期の早期矯正治療

幼児期の早期矯正治療

2024/01/09

歯科矯正治療は主に「嚙み合わせ」の不正を除去し、不規則な歯列を理想的な状況にするために行われます。歯列不正は、遺伝的要因・乳歯の早期喪失・口腔習慣(指しゃぶりや口呼吸)など、いくつかの要因が関与しています。

乳歯の歯列不正や不正咬合は、出生時に存在する場合もあれば、幼児期に徐々に発症する場合もあります。位置の不揃いな歯は子どもの自尊心を妨げ、良好な口腔ケアを困難にします。

幼児期の早期矯正治療に意味はあるのでしょうか?

一部の子どもたちは、歯列不正または不正咬合の兆候を示します。当院では乳歯期の歯列不正・不正咬合のうち、乳歯の反対咬合(受け口)については早期に治療することで以下のメリットがあると考えています。

メリット1
顎の適切な成長を促す可能性がある
メリット2
小児期や成人期におこなわれる矯正治療の長期化を防ぐ

幼児期の早期矯正治療はいつから始めることができますか?

子どもに対する矯正治療は大きくわけて3段階存在します。当院では、3~5歳の幼児期を早期矯正治療の対象年齢としております。その治療目的は乳歯反対咬合に対して行います。6歳以降は小児矯正治療と呼びます。6歳以降の小児矯正治療では乳歯よりも永久歯の不正を防ぐことが目的となります。当院では6~12歳の小児矯正を前期治療と後期治療の2段階にわけて考えています。

乳歯反対咬合の治療例

今回は当院における幼児期の早期矯正治療、とりわけ乳歯の反対咬合に対する治療についてご紹介します。

初診~治療開始前

受け口が気になるとご両親から相談がありました。

まずは、歯科医院に慣れていただき、お子さまと安全に治療ができる環境が整ったことを確認します。

乳歯反対咬合の治療中

上の前歯に矯正装置を装着し、受け口を助長する顎の動きを抑制します。

お子さまには、下の顎を前に出さないで矯正装置を下の前歯で噛むように指導します。

治療期間は1~2カ月で、3カ月を超えて効果が出ない場合は治療を中止します。


治療後半年後の様子

装置装着約1カ月で、以前のような受け口で噛むことがなくなりました。その後は装置を外し、経過観察を行います。体の発達にともない更に矯正治療が必要だと判断した場合、小児矯正へ移行します。

幼児期の早期矯正治療を行う上での注意点

幼児期の早期矯正治療では、お子さまの協力が何よりも大切です。そのためには、お子さまが歯科医院に慣れておくことが求められます。2歳を過ぎた頃から、少しずつ歯科医院での定期的なチェックを受けておくとよいでしょう。

また、乳歯の反対咬合を改善しても、小児期(6~12歳)の歯列不正・不正咬合のすべてを防止することはできません。乳歯反対咬合の治療後、小児矯正治療が必要になる場合があります。

乳歯反対咬合治療費

(表記はすべて税込)

初診料(歯科ドック/レントゲン撮影なし)
¥4,400
乳歯反対咬合の治療装置
¥22,000

その他の費用

治療費とは別に都度頂戴します

再診料(再診の都度)
¥330
小児クリーニング(施術時都度)
¥3300

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