世界基準の矯正治療を目指して ― PGDip取得時の症例検討から紐解く、オーダーメイド治療の真髄
2026/02/26
治療計画:科学的根拠に基づいたアプローチ
患者様の「インビザラインのみで治療したい」という強い希望と、解剖学的な制約を天秤にかけ、以下のプランを立案しました。
抜歯によるスペース確保: 上下顎の第1小臼歯(4番)を抜歯。これにより、臼歯部の関係(噛み合わせの前後的な位置)を変えずに、前歯部のみを移動させて叢生と正中を改善する計画を立てました 。
ハイブリッドな判断: 当初はマウスピース型装置(インビザライン)のみでの完遂を目指しましたが、クリンチェック(3Dシミュレーション)の結果、抜歯部位の閉鎖にはワイヤー矯正(デーモンシステム)の併用がより確実であると判断し、最短期間でのリカバリーを組み込みました 。
※注:この症例は10年前のものであり、現在はインビザラインの技術向上により、同様のケースもマウスピースのみで対応可能です 。



