医療法人翔陽会

骨吸収に伴う、歯肉消退について

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骨吸収に伴う、歯肉消退について

骨吸収に伴う、歯肉消退について

2024/09/11

歯肉の消退とは?

歯周病の治療をしたら歯ぐきがさがった!

当院の歯肉炎にたいする治療例です。歯槽骨に炎症は認められず正常な形態をしています。それゆえにPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)後に歯肉の発赤、腫脹等の炎症が消退し、歯肉が引き締まり、健康的な歯肉形態(歯肉消退)が得られています。

失われた歯槽骨が、元に戻ることはない

歯周治療=アンチエイジングにはならない

歯周病にたいする治療例です。歯肉の炎症から歯槽骨に大きい吸収が認めらます。歯周治療後に歯肉の発赤、腫脹等の炎症が消退し、歯肉が引き締まり、健康的な歯肉形態(歯肉消退)が得られています。しかしながら歯槽骨が吸収した部分の歯根は露出します。一時的に知覚過敏状態になります。

歯を失うと、骨も失う

抜歯は「歯がなくなる」だけではない。歯槽骨も一緒に失う。

歯は歯槽骨という顎骨の中に埋まっており、抜歯をすることによって生じる陥凹のことを抜歯窩と呼びます。抜歯窩の歯槽骨自体は何もせずとも抜歯後に自然治癒しますが、その代わりに水平的・垂直的に骨吸収を起こして当該部位の顎堤(顎骨の土手)の形態変化を生じさせてしまいます。

抜歯後にどの程度顎堤の吸収を起こすのだろうか?

抜歯を行うと、周辺の歯槽骨の喪失は避けられません

2003年のSchroppの研究では抜歯後最初の3ヶ月で元々の顎堤幅の30%12ヶ月で50%が吸収すると言われています。 エビデンスレベルの最も高いシステマティックレビューにおけるTanの2012年の研究によると、抜歯後6ヶ月以内に水平的に3.8mm、垂直的に1.24mmの平均的な顎堤の吸収が起きると言われています。

以上の文献は、当院の経験と矛盾しません。当院でもほとんどの患者さまの顎堤は抜歯後に大きく損なわれております。文献上、抜歯後の顎堤に対する審美的な回復は困難です。

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