医療法人翔陽会

インプラントの見た目の話

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インプラントの見た目の話

インプラントの見た目の話

2024/04/16

見た目をなおしたいときにインプラント治療は適しているか?

インプラント治療に「見た目をきれいにする」役割は本来、期待してはなりません

インプラントの役割とは

インプラントは歯の完全な代替えにはならない

このことを強調しなければなりません。

審美領域とは前歯をいいます。この場合、出来るだけ審美性に配慮したインプラント治療が行われます。

一方で、清掃性という点も大切です。見た目を優先するあまり清掃性が悪くなり、結果的にインプラントの寿命を縮めてしまうことは避けなければなりません。時には、前歯であっても清掃性を優先し、見た目に違いがあります。

処置前

色や形が不揃いです

補綴後

いわゆる「差し歯」になります

インプラント治療後

「差し歯」とは違います

清掃性を重視

部分的にインプラントに特徴が見えます

インプラント治療の役割

インプラント治療には2つの顔(役割)があります。1つは患者さんがごく一般的に想像される「欠損に対する補綴(歯の代替え)」です。これは咬合や歯並びに問題がなく、処置歯(大きなむし歯治療の経験)がないときに行われます。

2つ目の役割は「歯を失ったとき最後の砦」としてのインプラント治療です。

日本においては歯科保険医療制度の制約が前提のため、インプラント治療の役割は2つ目の「砦」として患者さんに提供されることがほとんどです。

この2つは同じインプラント治療ですが、求める役割が全く異なります。 インプラント治療は時間もお金もかかることから有限な医療機器です。インプラントの役割を理解して正しく使い分けることが大切です。

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