医療法人翔陽会

乳歯と永久歯の歯並びの関係

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乳歯と永久歯の歯並びの関係

乳歯と永久歯の歯並びの関係

2024/02/08

乳歯の役割

永久歯は最大で32本あります。一方で、乳歯はわずか20本しかありません。数だけではありません。乳歯は永久歯と形が違います。乳歯には永久歯を理想的な位置に誘導するガイドの役割と永久歯を迎えるまでのスペースホルダーとしての2つの役割があります。

乳歯には脱落(抜歯)する順序と時期がある

乳歯は、3歳までにすべてが揃います。その後、6歳頃から乳歯の脱落(抜歯)がはじまり12歳までにほとんどの永久歯が姿を見せます。16歳頃まで少しずつ生えていき、咬合が確立します。

乳歯の脱落(抜歯)順序と時期

6~8歳
真ん中の前歯
8歳
横の前歯
(8~10歳)
(前歯は永久歯となり、一旦乳歯の脱落(抜歯)はお休みです)
10~12歳
奥歯(9歳ころから残る乳歯の脱落に備えます)
(12~16歳)
(すべての乳歯はなくなりました。永久歯によるかみ合わせが整っていきます)

乳歯の位置も大切

子どもは成長と発達にともない顎の骨も大きくなります。乳歯もそれに従い位置が変わります。しかしながら、子どもは口呼吸・指しゃぶり・うつぶせ寝など様々な癖があり、その影響を受けて乳歯が理想的な位置に移動しません。

歯科医師による介入と観察

乳歯は脱落(抜歯)する順序と時期だけでなく、脱落(抜歯)するときどこにあったのかという’場所’も大切です。永久歯を理想的な歯並びで迎えるために、歯科医師による介入と観察が大切となります。

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