医療法人翔陽会

インビザラインに対する当院の取り扱い

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インビザラインに対する当院の取り扱い

インビザラインに対する当院の取り扱い

2023/04/18

導入の当時について

インビザラインのトラブルはなぜ増えたのか?

インビザラインを取り巻く昨今の報道などは、私は歯科医師とメーカーの双方に問題があると見ています。当院でもインビザラインの患者さんがおります。不思議なことに、過去の患者さんに比べて、ここ数年臨床成績が振るわないケースも目立つようになっているのです。

 

当院でインビザラインを導入したのは今から15年も前になります。日本国内で全国的な運用がはじまったばかりの頃です。私は2007年から導入のため書類手続きやその他勉強会に参加していました。当時、インビザラインの使用できる歯科医師は限られておりました。というのも、一定程度の矯正治療の経験があることや矯正歯科を研修した証明の提示が求められていたからです。導入してからも最初の数年はマウスピース矯正にまだまだ懐疑的だったので、まずは自分の家族やスタッフなど身近な人達の臨床成績が出揃うのを待っていたくらいです。

近年になって疑問が目立っています

メーカーは歯科医師にミスリードしていないか?

 

ようやく、世界的にも文献としてまとめてくれる矯正歯科医が現れるなど臨床的に安定してきたと感じ、自由診療専門の歯科医院として出発したのが2010年でした。成功症例が増えてきましたが、現在では疑問をもつことも多くなってきました。

 

私がインビザラインを導入したころは、使用する歯科医や歯科診療所に条件を設けていたのですが、ここ数年のうちにほぼ無条件で導入できてしまう体制へと変わったことです。これは保険診療を主体とする一般歯科医院でもインビザラインができるというのです。矯正歯科治療など自由診療を専門とする当院で、症例数が2~3年で数千例に達することはまずありません。症例選択やインビザラインの限界を考えているのか?疑問です。

 

歯科医院選びの参考にしてください

歯科医師とメーカー双方に監視しあう関係がない

メーカー側でもかつては厳格な運用指針を守って、いたずらに症例数が増えないようにしていました。今では、症例数を競うチキンレースをあおっている節さえあります。当院でもマウスピース矯正は実施しておりますが、お示しします注意事項をよく読んでいただきまして、歯科医院選択に生かしていただければと考えます。

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